【初めての相続】短期間で被相続人の銀行/証券口座を相続する方法を解説

親の相続について デジタル化
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急に親が亡くなり、相続することになったけど、

何をしたらよいのかよくわからないよ!

私が、相続について、詳しく教えてあげるから安心してね

相続というと、一般的に弁護士、税理士、司法書士、行政書士等の専門家が扱う業務であり、専門用語が多いため、一般の方は、理解しづらいところがあるのが現状です。

2023年7月、私の親が病気で急遽亡くなり、相続が必要となったので、相続に関する手続きついて、銀行でのヒアリング、又、WEBでの情報収集を行いました。

結果、どこの金融機関でも戸籍謄本含め数多くの書類が必要であり、相続に関する必要書類を準備するのに多大な時間と費用が必要となります。

しかし、H銀行・S証券ではWEBを活用することで、短期間で相続処理が可能でした。

この記事は、当月、私が、WEBを活用し、実際に金融機関での相続処理を行った経験をベースに取り纏めたものです。

WEBを活用することで、当初約1か月要するものが、1~2週間で対応可能となったのです。

本記事は、特に以下のお悩みがある方には、おすすめです。

◆ 相続とは何か知りたい方                                                                        ◆ 急に親が亡くなり、相続するには、何をしたらよいのかよくわからない    ◆ 短期間で金融機関、特に親の銀行口座を具体的に相続する方法を知りたいい

この記事を読むことで、あなたは相続の全体像が把握でき、短期間で被相続人の銀行又は証券口座の相続手続きが、容易にできるようになるでしょう。

じっくりお読みくださり、効率的に相続作業を進めることで、平穏な日々を取り戻しましょう!

相続とは、相続人に財産を引き継ぐこと

相続とは、相続人に財産の引きつぎを行う

相続とは、相続人に財産を引き継ぐことであり、親が亡くなった場合の相続発生時には、法定相続人が誰になるのか、明確に把握する必要があります。

遺産相続とは、亡くなった人(被相続人)から預貯金や不動産などの財産を引き継ぐことをいいます。

【相続】不動産登記を最小コスト&最短で完了する方法 | Welcome to Shibu’s_Blog (shibu1013.com)

相続が発生した場合、期限内に手続きや相続税の納付を行う必要があり、なるべく早めに行動を起こさなければなりません。

この記事では、上記の内、特に銀行、証券会社等の金融機関での相続に関する手続きについて、私の体験をベースに詳しく解説していきます。

相続手続きとは、相続人の権利や義務を認定する手続き

お金の相続手続き

相続手続きは、亡くなった方の財産や遺産を適切に取り扱い、相続人の権利や義務を認定する手続きのことをいいます。

以下に、金融機関での相続手続きに関する手順又はポイントを解説します。

ゆうちょ銀行の相続手続き手順&ポイント

ゆうちょ銀行に預金口座がある場合の相続手続きの流れは、以下の通り。

通常、相続手続きには、申し出から相続払戻金の受領まで、約1か月要します。

①相続の申し出

相続確認表」に必要事項を記入し、ゆうちょ銀行または郵便局の貯金窓口に提出。

②「必要書類のご案内」のお受け取り

ゆうちょ銀行または郵便局の貯金窓口に申し出てから1.5週間程度で「必要書類のご案内」が郵送されました。

 <必要書類>

  「亡くなられた方の戸籍謄本一式」

  「相続人全員の戸籍謄本と印鑑登録証明書」

  「相続確認表」

  「貯金等相続手続請求書」

③必要書類の提出

 上記にて準備した必要書類(原本)をゆうちょ銀行または郵便局の貯金窓口に提出。

④相続払戻金の受け取り

 必要書類を提出してから、1週間で代表相続人の通常貯金口座へ相続払戻金が入金されました。

地方銀行:北陸銀行の相続手続き手順&ポイント

北陸(H)銀行に預金口座がある場合の相続手続き流れは、以下の通り。

①相続の申し出

名義人が亡くなった場合は、所定の相続受付フォームより連絡し、先方との電話説明日時を予約します。

②相続手続きについての説明

名義人が亡くなった日、取引の状況、相続される方の範囲など相続サポートセンターが確認し、お手続きの詳細について、電話にて説明します。

③必要書類の準備

 相続手続きに必要な依頼書・戸籍謄本等を用意します。

④必要書類の提出

 相続手続きに用意した書類を、郵送または取引店へ提出します。

 ※被相続人(亡くなった方)の取引状況により、郵送での手続き不可の場合、あり。

⑤払戻などのお手続き

 払い戻し方法により、銀行振込又は、現金による引き出し選択可能。

証券会社:SMBC日興証券の相続手続き手順&ポイント

SMBC日興証券に証券口座がある場合の相続手続きの流れは、以下の通り。

但し、本相続手続きは、利用者が亡くなった方の法定相続人である場合に限ります。

又、被相続人の資産の振り替えに当たっては、SMBC日興証券口座の開設が必要となります。

<STEP1>ご利用登録

メールアドレスの登録、パスワードの設定を行い、利用登録を行います。

<STEP2>相続手続きの受付

亡くなった方の情報、資産を引き継がれる方の情報を入力します。

<STEP3>お亡くなりになったことの届出

お亡くなりになったことの届出をします。

<STEP4>確認書類のアップロード

お亡くなりになったことが確認できる書類をアップロードする。

アップロードする必要書類は、以下のいずれかでOK。

「戸籍謄本等、法定相続情報一覧図、住民票の写し、死亡診断書」

<STEP5>今後の手続きにあたってのご確認・誓約書同意

資産の振り替えにあたって、SMBC日興証券の質問事項等に回答する。

<STEP6>資産の振り替え

SMBC日興証券で必要書類等の確認完了後、SMBC日興証券にて資産の振り替えを実行します。

資産振り替え完了で、相続手続きは完了となります。

WEB利用、金融機関での相続実行例

金融機関、相続事例

WEBを利用し、金融機関(銀行、証券)での相続手続きの事例について、以下記載します。

地方銀行:北陸銀行での相続手続き事例

私は、所定のWEB上の相続受付フォームで、北陸(H)銀行に連絡し、電話説明日時を予約しました。

相続受付フォームは、電話説明日時の予約以外、相続人の数、被相続人とのご関係(お亡くなりになった方からみた関係)、亡くなった日、氏名、連絡先(電話番号、住所、メールアドレス)、生年月日等インプット。他、相続に関するアンケートに回答。

(H)銀行の電話説明日には、先方の担当と相続範囲、相続内容についてすり合わせを行いました。

結果、私の場合、郵送での書類処理に対し、近くの支店に相続人が出向くことで、1日で処理対応可能であることが判明。

従って、8/初めに近くのM支店に出向き、一連の相続手続き(相続申請→預金通帳解約→※払い戻し処理)を、約2時間で処理することができました。

※払い戻し処理は、H銀行のタブレットで、被相続人と相続人の名前を私がサイン。

なお、当日、H銀行窓口に提示した書類は、以下の通り。

少額相続依頼書

・会葬礼状

・被相続人の銀行預金通帳、キャッシュカード

・被相続人の印鑑

・相続人の身分証明証(運転免許証)

SMBC日興証券での相続手続き事例

SMBC日興証券の相続手続きの流れに従い、WEB処理しました。

SMBC日興証券では、以下の通り、手続きの申し出から必要書類の準備、提出、亡くなった方からの資産振替、口座解約まで進捗状況が、WEB上でリアルタイムで確認できるようになっています。

日興証券相続画像

ちなみに必要書類は、被相続人の死亡診断書、相続人の身分証明書(運転免許証又はマイナンバーカード)提示でOKでした。(戸籍謄本、印鑑証明書は不要)

WEB上で処理することで、手続きの申し出から資産振替、相続手続き完了まで、約1週間で相続処理を完了することができました。

SMBC日興証券では、WEB上の交付書面の照会で、被相続人の残高証明書を発行して頂けます。

まとめ

従来、金融機関の店頭窓口での紙の書類による相続手続きは、申請から終了まで約1ヶ月要しておりました。

相続手続きは、本人確認が厳格な為、被相続人と相続人の関係、被相続人の戸籍謄本(除籍、改製含む)、相続人の印鑑登録証明書等の必要書類が多く、金融機関での確認に多大な時間を要していたことが、その理由と考えられます。

ところが、今回、H銀行、S証券で、WEB利用による相続手続き処理した結果、従来の約1/2の期間で相続処理を完了することができました。

これは、相続の目的を明確にし、煩わしい紙での申請書類を廃止、本当に必要な書類にフォーカスし、WEB上での手続きのデジタル化を強力に推進したことが、時間短縮の成果と思います。

ゆうちょ銀行の相続処理は、郵送による紙の書類で現在運用中であり、デジタル化が遅れているものと思われます。上記2社の事例に倣い、目的を明確にし、郵送での書類送受信を廃止し、デジタル化を推進することで、相続処理時間の短縮を図って頂きたいものと思います。

現在、ゆうちょ銀行は、WEBを活用によるPC又はスマートフォンによる普通預金の残高照会又は外部への送金が可能となっております。被相続人の相続処理においても、エンドユーザーの利便性をよく考えていただきたいと思います。

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