皆さん!
マイナンバーカードを活用できていますか?
直近、10/25時点で、マイナンバーカードの普及率は、50.1%と発表されましたね。
ようやく国民の半数が、所持されるようになってきました。
今年の初めは、普及率40%台でしたが、政府が、来年3月までに、全国民が所持できるよう マスコミ(新聞、TV等)を利用し、マイナンバーカードの普及促進、宣伝に力を入れたことが、効を奏したのでしょうか?
本カードの機能について、整理すると、以下に集約されます。
1.身分証明書(本人確認)
2.健康保険証
3.オンラインでの認証(確定申告(e-Tax)、戸籍謄本取得他)
2024年には運転免許証の機能を取り込む予定とのことを、河野デジタル大臣が力説されています。
しかし、残念なことに、本カードは、日本社会において、利用機会が少なく、日本で一番普及しており且つ利用率が高いといわれる交通ICカード(”SUICA”他)として、使用できません。
また、直近の事例では、システムトラブル・紐付け不備等、トラブルが続いていますね。
なので、これが、本カードに対し、国民がメリットを感じていない普及の壁と思われます。
マイナンバーカードが普及しない理由
なぜ、マイナンバーカードは、普及しないのか?
理由は、以下、3点に集約されると思います。
<マイナンバーカードが普及しない理由>
1.利用機会が少ない(交通カード又は電子マネーとして使えない)
2.システムトラブル等、ユーザー目線に立ったサービスが提供されていない
3.個人情報漏洩が懸念される
※デジタル庁が今年1~2月に実施したアンケート調査での「カードを取得しない」主な理由
・情報流出が怖いから(35.2%)
・申請方法が面倒だから(31.4%)
・カードにメリットを感じないから(31.3%)
マイナンバーカードを確定申告(e-Tax)に利用
私は、今年の初めに確定申告(e-Tax)をマイナンバーカードで実施しました。
ネット環境含め、操作性については、若干複雑な点等、改善すべき点、ありましたが、自宅から 確定申告の申請ができる点は、大変便利でした。 しかも還付金の入金が速い!
定年後、年金生活者にとっては、所得が少ないため、年金、株式配当等で源泉徴収された所得税の還付金が、申請から1か月以内に頂けるのは、大変有難いですね。
まだ、マイナンバーカードをお持ちでない方、下記のサイトに申請方法等について記載されています。
ご確認ください。
マイナンバーカード総合サイト
マイナンバーカードに適用されるNFC技術
マイナンバーカードは、「NFC」の技術が使われています。
「NFC」とは ”Near Field Communication”の略称で近距離無線通信の技術を統一化した 国際標準規格 となります。
NFCは、RFID (Radio Frequency IDentification) と呼ばれる無線通信による個体識別の技術の一種であり、ICチップを内蔵したIC(NFC)タグをNFCのリーダ・ライタ機能を有する機器により
読み取り・書き込みを行うものです。
※出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より
主な機能は、かざす(触れるだけ)でNFC機器間の認証、無線通信ができます。
アプリケーションは、交通、公共関係、入退室管理、アパレル等etcとなります。
NFCは、最近の主なスマートフォン(Android,iPhone)は、標準で搭載されており、
アプリをインストールすることにより、”Suica”、”マイナンバーカード”等が読み取れます。
又、マイナンバーカードは、接触/非接触、両方のインタフェースを持つコンビネーション型ICカードであり、当該カードに搭載するICチップは、セキュリティの世界標準であるISO/IEC15408認証を取得しています。
まとめ
マイナンバーカードは、NFC技術が適用されており、セキュリティ性も高いものとなっています。
従って、上記に記載したマイナンバーカード普及を阻む壁をクリアし、利便性の高いアプリケーションを取り込むことができれば、一気にブレークするものと思われます。
なお、本カードに交通カードの機能を取り込むことは、技術的には対応可能と推測しますが、政治的な問題他、諸々の課題があり、難易度は現時点では、高いと思われます。
ユーザーの立場では、多種多様なアプリケーションが、簡単に使えることが一番大切かと思います。
本ブログをお読み頂き有難うございます。
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