【書評】定年1年目の教科書(⾼橋 伸典著)

定年1年目の教科書表紙 書評
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2022-06-01 日本能率協会マネジメントから出版された                          セカンドキャリアコンサルタントである⾼橋 伸典著                            「定年1年目の教科書」を読了。

本書は、定年前後の人を対象に、退職後の不安を取り除き、定年後、快適に過ごすためのアクション(To Do)が、仕事&お金&健康の観点から網羅的に書かれております。

なので、定年以外の方にも、お勧めの書籍です。 

本書で、著者は、定年前後の体験談をもとに定年後、何事も素直で、         前向きにチャレンジしていく大切さを謳っておられます。

又、仕事においては、勤務先と個人事業主として
業務委託契約を締結することにより、受給する年金を減らすことなく、長く勤められることを説明されてます。

 

 当書読後の主な気付き、3点

ビジネスでの気づき

1.定年退職後は、色々なことにチャレンジすべき!

 誰もが不安な気持ちはあるが、自らのチャレンジにより、道は開ける。       たとえチャレンジに失敗したとしても、その経験が重要。経験は、後に宝となり、 人生が好転していく。

2.定年後の仕事は、自分の強み(専門性)を発揮できるものを選ぼう!

 正社員又は嘱託社員でなくても、業務委託契約により、個人事業主として、働くことができる。
 自分の専門性を磨き、好きなことをやるとモチベーションが上がり、人生が楽しく充実する。 

3.若い世代とWIN-WINでコラボしよう!

お互いに学びあうことで幸せになる。若者が実現したい夢をサポートすることにより、自分も幸せを感じられる。

 

 私の定年前後の状況  

定年前後

 小生は、定年を迎える前に、退職後、新しいことをやりたいという思いがあり、会社から再雇用の話があるも、再雇用は選択しませんでした。

 しかし、定年退職後ハローワークに通いながらキャリアコンサルティングを受け、いくつかの転職先にエージェント経由で応募するも、いずれも見送り。
 60歳過ぎての転職の難しさを痛感しました。

 そこで、自分の専門性を武器に社会に価値を提供できないかと考え、(日経MOOOK)書籍「フリーランス&複業で働く!完全ガイド」で、知見をもった個人と、専門的な情報を必要としている企業・個人をマッチングする仕組みをWEBサイトに構築しているスポットコンサル会社”ビザスク”の存在を知りました。  

 小生は、定年前、非接触式ICカード&RFIDタグ開発(約10年)・品質保証  (15年)の経験があり、その道ではプロフェッショナルの自負がありましたので、自分の専門分野を”ビザスク”に登録しました。

 登録後、約半年過ぎた頃、ビザスクからオファーあり。 初めて顧客に「RFIDの基礎技術」について、スポットコンサルを実施しました。

 顧客は、大手化学メーカの中堅担当者で、これから、RFIDタグの材料開発を検討されているようでした。

スポットコンサルでは、「RFIDの基礎技術」に関する資料を基に説明しましたがクライアントの方の受講は、積極的で多くの質問を頂きました。

コンサル終了後、顧客からは、説明が大変分かりやすい!と喜んで頂き、     私は、退職後、初めて個人事業主として、クライアントに価値を提供出来た喜びを 実感しました。

【体験記】”ビザスク”スポットコンサルを実施
私は、2021年9月、WEBサイト”ビザスク”にアドバイザーとして、登録しました。 2012年3月創業した日本最大級のスポットコンサル”ビザスク”は、業界の経験豊富なプロフェショナルに、1時間からピンポイントで相談できるシステムを提供してい...

   所感

 本書の最終頁で、定年活動の第一人者である経済コラムニストの大江英樹さんからヒアリングされた内容が記載されておりました。
 大江さんは、「人生は60歳からが面白い!」と言われています。 

 この言葉が、ふっーと腑に落ちました。

 定年後、一つの会社に縛られることなく自由に、仕事を選択し、自分の価値を提供することは、モチベーションアップ&社会貢献となり、大変素晴らしいことと思います。

 人生100年時代、皆さんも本書に学び、定年後の人生を後悔しないよう、何事にも前向きにチャレンジし、楽しく、充実した人生を過ごしていきませんか!

 

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